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長友啓典
Keisuke Nagatomo
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1939年大阪生まれ。1964年桑沢デザイン研究所卒業。日本デザインセンター入社。1969年黒田征太郎とK2設立。
エディトリアル、各種広告、企業CI、及びイベント会場構成のアートディレクションを手がけるほか、多数の小説に挿絵、エッセイ連載など、現在に至る。
日本工学院専門学校グラフィックデザイン科顧問
、東京造形大学客員教授




Translation to English

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装丁問答イッキ読み
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「PIKADON」
衣食住をテーマにイノチのことを考えます。




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装丁問答.18
装丁問答18 手からこぼれた賞だったが

講談社出版文化賞のブックデザイン賞を頂いた。第三七回という事だ。ケイツーの十河岳男君との同時受賞である。   
受賞作品は『句集/新緑や歳時記を手に初投句』(山元重男著/梧葉出版)である。
ほんとうに嬉しい、文句なしに嬉しい。
この年になって頂くのはことの外、嬉しい。四年前迄は僕も選考委員のひとりだった。その時にも何度か賞の打診を頂いたのだが、何しろ、よくある選考委員のお手盛りと思われるのがシャクなので辞退していた。
伊集院静さんとの『でく』(文藝春秋)『ぼくのボールが君に届けば』(講談社)等である。そう言う事で機会を失していたので、もうこの賞とは縁がないものと(タイミングのものなので)あきらめていた。
この年になったら、若い人達に賞というものを譲らなければと心に決めていた。それが良いだろうとカッコ良く思っていた。そんな矢先に「賞をお受けになりますか?」とこの連絡を頂いた。「受けるも受けないも」あったもんじゃない。心に誓っていたカッコ良い文言はどっかに飛んで行ってしまった。ブックデザインを生業とする者にとってこの賞は特別な意味があるものだから、実は欲しくて欲しくてしょうがない賞のひとつだった。いちににもなく「ハイーッ、頂きます」となった。
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選考経過を聞いてみると本誌「あとん」の一連のヴィジュアル、犬の表紙が大変評価された様で選考委員満票で当確となった。その時「これは定期刊行物です」との発言で、これは規約に反することなのでという事で取り下げとなり、またこれはどうだと推薦頂いたのがこちらのミスで発行日が一年ズレていた本だった。これまた失格、本来ここでこの賞は僕の手からすべり落ちていたはずなんだが、神様があまりにも意気消沈している僕の姿を見かねて(この時期でこの様な事になっているとは僕は知る由もないのだが)最後の切り札でこの本を俎上にあげてくれたと信じている。
辛抱強く、丁寧に見てくれた選考委員の皆さまに感謝です。常日頃、神も仏もあるものかと思っているものの、この時ばかりは神さまに感謝、感謝であった。著者の山元重男さんに出会った事でこの本が出来たのが一番の事だけど、これ迄村松友視さん、伊集院静さん、西木正明さん、梁石日さんをはじめとする沢山の作家の人達との出会いで装丁の仕事を続けられた事も大きな事だと思っている。

最近になってやっと「装丁」をする事が楽しくなってきている。編集部から依頼されてから入稿をし、校正刷りが上がり、見本本が届き、店頭にならぶ。この過程をああでもない、こうでもないと楽しんでいる。なかでも原稿を読み、店頭に並び読者の手に渡る事をイメージして、写真でいこうか? イラストレーションでいこうか? 誰に頼もうか、はたまた自分でも描こうかとアイデアを出しているところは生みの苦しみという楽しみがある。本屋さんの店頭に足繁く通い、じぃーっと自分の装丁した本の横で見つめているのは少々狂気じみてはいるが、どれだけの沢山の人が手にとってくれるのかを見るのもスリリングな楽しみである。

「あとん」のスタッフ、K2のスタッフ、とりわけ相棒の黒田征太郎に「今度の装丁良えやないの!」と四十年近く言い続けてくれた事に感謝感謝である。

本来、こういう私的な報告はやるべき事ではないのだが、あまりの嬉しさにお許し頂きたい。
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by k2-d | 2006-06-05 18:00 | 装丁問答
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